ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2008年04月24日

高槻JazzStreet

ご無沙汰しております。ご心配をおかけして本当に申し訳ありません。
未だ養生中ですが、高槻ジャズストリートには皆さま方と参加できるよう願っております。花見のときのような地団駄を踏むのはもう嫌やもん。
  

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2008年03月11日

ウイスキーとミステリーと映画

春眠暁を覚えずと申しますが、今日も筋肉痛で寝たきりのバーテンダーです。


前回の問題の答えは、「ミツバチのささやき」でした。

ホ会長はとりあえず正解にしましょう。偉いかどうかはさておき、なにせホ会長ですから。

とにかく、天使のようなアナ・トレントの存在だけで名作に昇華したといえる映画です。彼女は劇中でまったく演技していません。その自然な所作の素晴らしさが「ミツバチのささやき」のすべてです。

同じような作品に「ポネット」があります。ただ、フランス映画だけにやや作為的なきらいが感じられますね。


さて、今回はうって変わって派手なアクション映画が問題です。

優しい夫と素直な娘に恵まれ田舎町で穏やかに暮らすサマンサ・ケインには、いまの生活の記憶しかありません。
8年まえ、頭部に大怪我を負い意識を失った状態で発見されたのでした。

サマンサは過去を求めて私立探偵を雇ったりもしていますが、交通事故をきっかけに彼女のなかでなにかが目覚めます。

彼女に恨みを抱く凶悪な男に襲われたサマンサは、私立探偵とともに自分が何者なのかを探す旅に出ます。
しかし、二人のまえに巨大な組織が立ち塞がるのでした。

息つく暇を与えない、まさしくジェットコースター・ムービーです。

監督はアクション映画の名手、レニー・ハーリンで主演はジーナ・デービス。彼女の体当たりの熱演に拍手を送りたいですね。それから、胡散臭いけれど性根は悪くない探偵役のサミュエル・L・ジャクソンもさすがです。  

2008年03月10日

ウイスキーとミステリーと映画

朝から久しぶりに運動をして、ただいま寝たきりのバーテンダーです。


前回の答えは、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」でした。
ラッセ・ハルストレムの監督作は、これからもご紹介することになるでしょう。

相変わらずモルト大好きさんには感心するばかりです。でも、今回の問題はかなり難しいですよ。

1940年頃、スペイン中部の小さな村に、移動巡回映写のトラックがやって来る。スクリーンに映し出された怪奇映画「フランケンシュタイン」を村人と食い入るように見つめる幼い少女アナと姉イサベル。映画のフランケンシュタインに興味を持ったアナは姉から「フランケンシュタインは森の精霊で、村外れに隠れている」と聞かされる。そんな時、アナは荒涼とした草原に寂しく佇む一軒の廃屋で傷を負った一人の兵士に出会う…

DVDジャケット解説より

解説では物語性があるように思えますが、全編100分のうち兵士が登場するのは残り30分を過ぎてから、しかも僅か5分ほどのエピソードで、それ以外は少女の日常を淡々と描いているだけです。台詞も音楽もほとんど聞きとれません。
ただ、この映画の魅力はそこなんですよね。

写真のごとくスペインのカスティーリャ地方のぼう漠とした光景と、アナを演じているアナ・トレントの可憐な姿をぼんやりと眺めているだけで十分です。

ジェットコースターみたいな刺激のみが映画の楽しみではないと、観るたびに感じさせられる名作ですね。  

2008年03月09日

ウイスキーとミステリーと映画

春の息吹を感じるにつれ、悩みも増しつつあるお年頃のバーテンダーです。バキャッ!


前回の答えは、「翼よ!あれが巴里の灯だ」でした。

皆さんタイトルはご存じだったようですね。面白い映画ですから機会があったらご覧ください。

宮崎アニメの「紅の豚」が、「翼よ!あれが巴里の灯だ」と「紅の翼」へのオマージュだと気づかれると思います。

とにかく、観ているうちにいまはロマンがすっかり失われてしまった時代なんだと痛感しました。近ごろ心踊るようなニュースも少ないですし。


さて、今回の問題です。

「よく考えてみれば僕は運がよかった。

…あるいは宇宙を飛んだあのライカ犬。
スプートニクに積まれて宇宙へ。
心臓と脳には反応を調べるためのワイヤー。
さぞ、いやだったろう。
食べ物がなくなるまで地球を5ヶ月回って餓死した。
僕はそれよりマシだ」

主人公の少年の独白から始まるこの映画の監督は、ぼくの大好きなラッセ・ハルストレムです。

50年代のスウェーデン、落ち着きがなく病気がちの母親の負担になっていたイングマルは、ひと夏のあいだ叔父のもとへ預けられます。
そこでイングマルは様ざまな人たちと出会い、様ざまな経験を積むのでした。

いい映画です。  

2008年03月07日

ウイスキーとミステリーと映画

いつものプチ家出で2ちゃんねらーになっていた管理人です。バキャッ!
意味の分からない言葉をたくさん覚えました。バキャッ!

あっきーさん、ご心配をおかけしてすみませんでした。償いはこれで… ムチュー(-ε- )…バキャッ!( ゚д゚)~ブッ


前回の答えは「エレクトリック・ドリーム」でした。

モルト大好きさん、おめでとうございます。
モルト大好きさんにも久しぶりに…ムチュー(-ε- )…バキャッ!( ゚д゚)~ブッ

ヴァージン・レコードが初めて映画製作に乗り出した作品で、カルチャー・クラブやヒューマン・リーグ、「電車男」のテーマソングでリバイバルしたELOのフロントマン、ジェフ・リンなど、傘下の人気アーティストが楽曲を提供しています。さすがにアレンジは古いものの、いいナンバーが揃っています。

同じように音楽と映画がコラボレートした作品に「プリティ・イン・ピンク」があります。青春がシンクロしているので、こちらへの思い入れも強いですね。


さて、今回の問題です。

1927年5月20日、ニューヨークのホテルで、一人の若者が一睡もできないまま朝を迎えようとしていました。
彼は数時間ののち、誰も成し遂げていない偉業に挑もうとしていたのです。
それは大西洋単独横断飛行でした。

緊張と興奮で寝つけない若者の脳裏を、郵便飛行のパイロット時代など、さまざまな思い出がよぎります。

物語は主人公の過去のエピソードをフラッシュバックさせながら進んでいきます。この手法がとても効果的で、作品にめりはりを与えています。

監督はビリー・ワイルダーで主演はジェームス・スチュアート。

いずれの作品のなかでもお気に入りの一本です。  

2008年02月29日

お知らせ

まことに勝手ながら、本日の営業は貸切りにて休業とさせていただきます。
申し訳ございません。

某B氏

狭い店の宿命ですな。

某A氏

いや、マスターの力量の低さでしょう。
  

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2008年02月28日

ウイスキーとミステリーと映画

ブログと同様に店の「野生の王国」化が進んだので、店舗用の害虫駆除器をリースしました。タイマーで自動的に殺虫剤を噴霧する仕組みで、明けがたから昼過ぎまで作動します。

昨夜は遅くまでお客さまがいらして、お帰りになられたあと、ついカウンターで寝入ってしまいました。

はい。ジョニーとキャサリンと仲良く駆除されました。
これで二度目です。

彼らに連帯感を抱きつつある今日このごろです。


前回の答えは、「コクーン」でした。

たくさんの方が正解なさいました。皆さんおめでとうございます。映画に関係ないコメントばかりだったのでぼくも嬉しいです。ウウッ。


今回の映画は個人的に好きなだけで、評価はひとそれぞれでしょう。

新米建築家のマイルスが買ったコンピューターは、彼のミスが原因で自我に目覚めます。そして、不器用なマイルスの代わりに恋の手助けをしますが、やがてコンピューターも彼女に愛情を持つようになり…。

コンピューターが家庭に普及しはじめた、いわゆるパーソナル・コンピューターが登場したころの84年に公開された作品で、詳しくない人びとにはコンピューターが万能の機械のように思われていた、当時の世相を反映したストーリーです。

僕の愛するマデレーンにコンピューターが恋をした。
ジョルジオ・モロダー、カルチャー・クラブらのごきげんなサウンドに乗って、いまエレクトロニクス時代の新しいタイプのラブ・ストーリーが展開される。

ごきげんだなんて、LDジャケットの惹句にも時代を感じますね。

ヒロインがとにかく可愛い。ヴァージニア・マドセンという女優です。

劇中で彼女がチェロを弾いてコンピューターとバッハをセッションするのですが、いまだにもっとも美しい映画のワンシーンだと思います。

最近の出演作には、カリフォルニアのワイン・ブリュアリーを巡る「サイドウェイ」があります。さすがにやや老けたけれど、相変わらず魅力的です。  

2008年02月26日

ウイスキーとミステリーと映画

粉もん同好会の皆さんからの差し入れに無邪気に喜んでいたら、あるブロガーの方の記事を拝見してがっくりの「野生の王国」の園長です。

そばめし、なにそれ。

おにぎり、なにそれ。

バラソース、なにそれ。

この扱いの違いはなに、とすすり泣いていたら、ちょうど某B氏からメールが。

粉もんだけにこんなもんや。

今回のギャグはすこしばかり塩辛かったです。


前回の答えは、「フライド・グリーン・トマト」でした。

モルト大好きさんは相変わらず素晴らしいです。おっ、以下省略さんは初めての正解ではないでしょうか。というか、いつも明後日向いてるコメントばかりだし。

夫を支えながら、子を生み育てるのが女の務めのすべてと、とうの女性ですら信じていた1920年代のアラバマ州。男勝りなイジーと物静かなルースは、ルースが夫の暴力に耐えかねたのをきっかけに一緒に暮らしはじめます。

主人公はイジーとルース、そして現代に下ってニニーとエブリンの四人です。

主役が多いと一人ぐらいはミス・キャストに感じるものですが、ともにオスカー女優のジェシカ・タンディとキャシー・ベイツは当然として、イジーとルース役のメアリー・スチュアート・マスターソンとメアリー・ルイーズ・パーカーの好演も光ります。


今回の問題がジェシカ・タンディの出演作の最後です。

100世紀前に地球を訪れたエイリアンが、アトランティス大陸の沈没と共に惑星に帰れず、時を越えて海底に眠っていた。その地球外生物をつれもどすため、地球にやってきた4人の訪問者たちと、人間たちの間に起こるヒューマニズムあふれるSFファンタジーの傑作。

LDジャケット解説より

解説文はひどいけれど、SFファンタジーの傑作との表現は間違いないでしょう。

エンターテイメントのスタイルをとってはいるものの、老いとはなにか、死とはなにかという、誰しも逃れられない命題に正面から向き合っています。

続編も作られ、写真のカットはその続編からです。  

2008年02月25日

ウイスキーとミステリーと映画

昨夜は、粉もん同好会に参加できなかったものの、会長以下メンバーの皆さんとお会いでき、お好み焼きまでご馳走になりました。嬉しいサプライズにカウンターのなかの立場を忘れてテンションが上がってしまい、オフ会気分でまたしても暴走してしまいました。ごめんなさい。

某W

ホ会長と某A氏のおふた方、連日冷え込むなかご苦労さまでした。しかし、二日も続けて雪が降るなんて大阪では珍しいですね。これも春まだ遠きご両人の神通力でしょうか。

某A氏

ウシとクマのつぎはイエティ扱いですか。

ホ会長

少しずつ人間に近づいているからいいじゃない。
それよりもホ会長ていう呼名やめてくんない。

某W

なぜでしょう。粉もん同好会会長が同席されておられたので、紛らわしくないようにホルモン同好会会長、略してホ会長、で正しいかと。

ホ会長

きみのところのブログでホ会長なんて名づけられると、変なふうに勘違いされるでしょうが。ぼくまで巻き込まないでよ。

某A氏

某B氏あたりに早速呼ばれそうですな。


さて、前回の映画は「ドライビング・ミス・デイジー」でした。

ほのぼのとしたエピソードの積み重ねのなかに、黒人とユダヤ人への差別と偏見が垣間見えます。

声高にメッセージを叫ぶ作品よりも、こういった静かな作風のほうが、むしろ心に深く訴えかけるのかもしれません。

民主主義の王国を標榜するアメリカですが、初めてWASP以外から大統領が選ばれておよそ半世紀、公民権運動が実ったのはさらにのちと、内外でのダブル・スタンダードぶりを見るにつけ、かの国にはいまだに自由や平等は根づいていないのではないかと考えさせられます。
とはいえ、かくいうぼく自身が本当の意味で理解できているはずもありませんが。


今回もジェシカ・タンディの出演作です。

夫婦の倦怠期に悩む中年の主婦のエブリンは、気弱で受身の性格を治そうとなにかと努力していますが、いっこうに上手くいきません。
そんなある日、叔母を見舞いに行ったホスピスで魅力的な老婦人と出会います。
その老婦人は、半世紀もまえ、深い友情で結びついた二人の女の自由な生きざまについて、エブリンに語り始めます。
長い物語を聞くあいだに、エブリンの内面に大きな変化が生まれるのでした。

共演はキャシー・ベイツです。本作でもジェシカ・タンディは相方に恵まれていますね。

キャシー・ベイツといえば、「ミザリー」や「アバウト・シュミット」、あるいは「タイタニック」など、ルックス通りの豪快な女性像をイメージします。でも、この作品のキャシー・ベイツはベティみたいにキュートです。  

2008年02月23日

ウイスキーとミステリーと映画

賑やかなのは有難いけれど、怪しい出会い系サイトみたいになりつつあるブログの管理人です。

だから映画の話題なんだってば。

というわけで、真面目にコメントしてくださったのは か さんだけで、見事に正解なさいました。
吹き溜まりに舞う汚れなき羽根のごとく、これからも頼りにしています。

テリー・ケイの原作が日本でベストセラーになったのは、それ自体が小説そのもののようなエピソードがきっかけでした。

いまから十年ほどまえ、この本を読んで感動した一人の書店員が、出版社に請われたのではなく、みずからの意思で店頭で販促を始めたそうです。

川面に投げた石礫が生んだ小さな波紋が人づてに拡がり、やがて120万部にも達する記録的なセールスへと結びついていきます。

この作品は元々はテレビ映画で、人気に便乗してDVD化されました。
ぼくも初めて観たのはNHKだったように記憶しています。

ジェシカ・タンディとヒューム・クローニンが夫婦を演じているのですから、出来が悪いわけがありません。ただ、やや間延びしていて小説のラストのカタルシスには及びませんね。

ところで、作者と版元の新潮社は、恩人の店員さんにどんな感謝の意を示したのでしょうか。気になります。


ブラック・ブッシュ最高!

明治屋最高!

えっ、讃えるだけでは駄目なの? 売らなきゃ意味がないって?

これは失礼しました。バキッ!


さて、今回もジェシカ・タンディ主演の作品が問題です。

物語の始まりは1948年夏、アトランタ。72歳の少々頑固な未亡人デイジーは車で軽い事故を起こす。心配した息子は彼女のために黒人のベテラン運転手ホークを雇った。しかしまだまだ若いと思っているデイジーには、これはよけいなお節介。彼女はホークを冷たくあしらおうとするが、そこはホークの方が一枚上手。冷たい言葉も柳に風と受け流し、ついに彼女の運転手におさまる。そして2人の風変わりな友人関係が始まった。

LDジャケット解説より

ジェシカ・タンディもいいですが、相方のモーガン・フリーマンが素晴らしいです。

知的で沈着なイメージの役柄が多いフリーマンが、この作品では無学で不躾だけれど、明るくて憎めない運転手を飄々と演じています。

80年代のアメリカ映画を代表する名作でしょう。  

2008年02月22日

ウイスキーとミステリーと映画

まことに勝手ながら、明日2月23日は私用にて休業させていただきます。申し訳ございません。

某B氏

あれですか。

某A氏

あれでしょう。

某B氏

週末なのに休業とは豪気ですな。

某A氏

我われ頼みの店だし、開けてても仕方がないと思ったんじゃないですか。

某B氏

そんな身も蓋もない。

某A氏

だれがイノブタですって。失礼な。同じハーフでもヒトとウシです。

某B氏

つまり明日は共食いと。プリオン大丈夫かね。

某A氏

他人のプリオンよりも自分のプリン体心配なさいって。

某B氏

見ため牛乳プリンのきみに言われたくないよ。
それはそうと、最近会長見かけないね。

某A氏

会員に一言もなくあちこち出没しているようですな。昨日思いつきで更新していましたが。

某B氏

ふーん。でもって明日は会長が回腸を食べると。

某A氏

あなたも相変わらず快調です。


えーと、前回の問題の答えは、「ノーバディーズ・フール」とジャック・ダニエルでした。

モルト大好きさん、おめでとうございます。いつもながら大したものです。

あっきーさん、人形劇の首尾はいかがでしたか。

撮影当時、ポール・ニューマンはすでに古希が間近でしたが、ウイスキーをボトルごとあおる姿もさすがに決まっています。

男たるもの、ポール・ニューマンかショーン・コネリーあたりを目指して年齢を重ねていきたいものですね。

ところで、この「ノーバディーズ・フール」は、ポール・ニューマンが下宿している家主のミス・ベリルを演じている、ジェシカ・タンディの遺作になりました。

年季の入った映画ファンなら、ヒッチコックの「鳥」でお馴染みの女優でしょう。
ぼくは彼女が老境に入ってから、とくに伴侶のヒューム・クローニンとの共演作が好きです。
二人の私生活を垣間見ているような自然さに癒されます。


というわけで、しばらくのあいだ、ウイスキーに関係なくお気に入りの映画をご紹介したいと思います。

決してネタが尽きたわけではありませんよ。
ただ、ウイスキーが登場するからといって、その映画が格別優れているわけではないですし、最近ちょっと袋小路に迷いこんだような感じがしていたもので。

もちろんクイズ形式は続けます。これまで通りおつき合いくださいませ。


ジェシカ・タンディとヒューム・クローニンの共演作のなかから、まずはこの一作を。

農場主のサムは、長年連れ添った愛妻に突然先立たれてしまいます。
四人の子供たちが疎ましいほどに気遣ってくれるけれど、日毎に寂しさは募るばかりでした。
そんなある日、彼のまえに一匹の野良犬が現れます。その白い犬は、ずっと飼われていたかのようにサムになつき、サムにとっても心許せる相手になります。
しかし、犬の姿はサムにしか見えず、家族はサムが呆けたのではないかと心配でなりません。
やがて…。

原作は日本でも百万部を超えたベストセラー小説です。  

2008年02月19日

ウイスキーとミステリーと映画

前回のコメントの少なさに悶死しそうな寂しがりやのウサギです。お願いですからかまってやってくださいませ。


前回の問題の答えは、シェールとニコラス・ケイジ主演の「月の輝く夜に」とJ&Bでした。

あっきーさん、もう正解にしちゃう。ムチュー (-ε- )

いい映画です。映画のように暮らせたら、人生いまよりずっと豊かでしょうね。

イタリア人のジャコモ・ジャステリーニが、あるオペラ歌手に恋慕して英国まで追いかけるものの、成就ならずにロンドンに居つき、イタリア仕込みのリキュールの販売を始めた、というのが、ジャステリーニ&ブルックス社の創業のきっかけなのは、土屋守氏の著書などで皆さんご存じかと思います。

映画のなかで、ニコラス・ケイジがシェールをメトロポリタン劇場のオペラに誘うエピソードがあって、その演目がプッチーニの「ラ・ボエーム」なのですが、ジャステリーニが恋した歌手の十八番が「ラ・ボエーム」だったとしたら、と想像するのも楽しいですね。
ただ、ジャステリーニとプッチーニが生きた時代には百年もの開きがあるので、残念ながらこの推測は成り立たないようです。


さて、今回の問題も秀作からです。でも、あまり知られていない作品なので、またコメントは少ないでしょう。シクシク。

監督は「クレイマー・クレイマー」や「プレイス・イン・ザ・ハート」の名匠、ロバート・ベントンで、ポール・ニューマンとブルース・ウイルスが共演しています。

ニューヨーク州、厳寒の田舎町ノース・バス。60歳の土木作業員・サリーは、気丈な中学時代の恩師ミス・ベリルの家でやもめ暮らしをする幸福とは縁遠い男だ。金も、家庭も、定職すらない。あるものといったら、仕事中に負った膝の痛みぐらいのものだった。そんな退屈な彼の周辺に、この冬いくつかの事件が起こる。ミス・ベリルの発病、仲間とのいさかい、断絶していた息子や孫との交流。そんな、いくつもの些細な出来事を通じ、サリーは失いかけていた人間の絆を取り戻していくのだった。

LDジャケット解説より

監督の優しくユーモラスな視線に心和みます。

しかも、メラニー・グリフィスのトップレス姿まで拝めるおまけつきです。

ウイスキーは、すでに何度も登場している銘柄ですね。  

2008年02月18日

ウイスキーとミステリーと映画

サザエさん症候群ではないけれど、日曜の夜は嫌いなバーの店主です。


前回の問題の答えは、「炎のメモリアル」とブッシュミルズ・オリジナルでした。

当店自慢のカクテル、アイリッシュ・カー・ボムは、この映画で知りました。

モルト大好きさん、おめでとうございます。もちろんウイスキーの銘柄もお判りですよね。いつもながらお見事です。

あっきーさんも惜しかったですよ。そんな投げやりにならずにウイスキーも当ててくださいね。


今回はラブコメディの名作からの出題です。

ニューヨークのイタリア系コミュニティを舞台に、情熱的な人々の暮らしぶりをイタリアオペラの調べとともに描いています。

主演の二人は、奔放なファッションと言動で有名な歌手と、コッポラの甥子です。

ウイスキーは見間違えようがないです。

創業者がジャコモ・ジャステリーニというオペラ好きのイタリア人ゆえに選んだ銘柄だとしたら、なかなかウィットに富んでいます。
こういった、ちょっとした蘊蓄で映画をより楽しむことができますね。  

2008年02月17日

ウイスキーとミステリーと映画

ヒース・レジャー、ロイ・シャイダーと海外スターの相次ぐ訃報に続いて、市川昆監督が他界されました。

市川作品といえば、「東京オリンピック」に横溝正史の金田一耕助のシリーズ、それから「ビルマの竪琴」が有名ですけれど、個人的にはテレビ時代劇の「木枯らし紋次郎」が大好きでした。
主演の中村敦夫のニヒリズムの魅力と、それまでの道場剣法と違う転げ回りながらの殺陣が新鮮で、いまだに再放送があれば食い入るように観てしまいます。

テーマ曲もよくカラオケで唄いました。

「どーこかでー、だーれかがー、きーいっとまあってー、いてーくれるー」

40年待ち続けています。


前回の答えは、「コヨーテ・アグリー」とシーグラム・セブン・クラウンでした。

初めてご参加いただいたCarlosさん、おめでとうございます。久しぶりに ムチュー (-ε- ) …バキ ( ゚д゚)~ ブッ

観ているうちに、味薗ビルにあるらしいポールダンス・バーに行ってみたくなりました。ホルモン同好会および粉もん同好会の会員の皆さま、近いうちに機会を作りましょうよ。ねっねっ。


さて、サービス問題が続いたあとの今回の映画は、かなり難しいと思います。

9・11以降、消防士が主人公の作品が増えました。それらのうちの一作です。

原題は「LADDER49」で、意訳すれば「第49梯子分隊」といったところですが、邦題のあまりのセンスのなさに笑ってしまいました。

ホアキン・フェニックスとジョン・トラボルタが共演しています。

ウイスキーは判りやすいかな。  

2008年02月15日

ウイスキーとミステリーと映画

ぼくはウイスキーも恋愛もストレートですっ、と大声で叫びたい今日このごろです。

あの怪しいビルの片隅でバーテンダーまで怪しいバーとなると、どなたも来店してくださいません。

男前のゲストに色目を使うとか、すぐにボディタッチをしたがるなどということは決してありませんので、皆さま安心してお越しいただけます。


さて、今回の出題は、前回の「カクテル」と同じく、バーの世界が舞台の映画からです。

ソングライターを目指してニューヨークに来た娘が見つけた仕事は、田舎では考えられないような過激なバーのバーテンダーでした。

品揃えはビールとウイスキーとテキーラだけ。

カウンターに火をつけて踊るわ、客にサイフォンでソーダを浴びせるわとやりたい放題。それでも毎晩フルハウスなんて、ちょっと羨ましいです。オーナーになりたいです。

写真のカットも、カウンターを歩きながらサーブしているシーンです。

ウイスキーは、すべてのウイスキーのなかでももっとも販売量の多いアメリカン・ブレンディッドですね。  

2008年02月13日

BarLeighIslay

昨夜は未確認飛行ブッとい氏のホルモン、および粉もん同好会の下見に同行しました。さすがは大阪の祖界地島ノ内町です。簡体字とハングルの看板が並ぶ界隈を探すことしばし、目的の「朋友雑穀食府」に着きました。
アラカルトで何品か食したあと名物の「腰帯麺」を注文。
4メートルの平打ちの一本麺で、「わんわん物語」のパスタよろしく仲良くシェアしました。

われわれに春はいつ訪れるのでしょうか。

とにかく、本場のエスニックな味わいは体も舌も肥えた未確認飛行ブッとい氏も満足のご様子。同好会の認定は間違いなさそうです。

食事中、一昨日のカクテル・コンペティションの話題になり、未確認飛行ブッとい氏の印象に残った出品作をパンフレットで調べてみると、おや、作者は見知った名前ではないですか。

一位になったK子氏をお祝いに新地に出るのも考えたけれど、あと一歩で全国大会へのチケットを逃した彼を冷やかしに、とりあえず桜ノ宮へ向かいました。

久しぶりに再会しましたが、サロンから解放されてすっかりリラックスしていました。ひき笑いにも磨きがかかっています。

たっぷりと傷口に塩をすりこんでから、京橋のK井氏の店へ移動。相変わらず居心地のいいバーでした。

ついでに隣りのW田氏の店にも立ち寄り、バーボンを見捨てて、スコッチにばかり色目を使っていることに嫌みを言っておきました。

そしていま、まだ未確認飛行ブッとい氏と一緒にいます。

ほんと、われわれに春はいつ訪れるのでしょう。  

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2008年02月09日

ウイスキーとミステリーと映画

みぞれ混じりだったのに市内もかなり積もり、見慣れた街並みが少しだけ彩られて風情を感じました。
以前は仕事柄、積雪と聞くとうんざりしたものですが、立場が変わると気分も変わるものですね。


ようやくプロジェクターとスクリーンの天井吊りを終えて試写に漕ぎつけました。

あかんやん。

店が狭くてプロジェクターとスクリーンの距離がとれず、プラズマテレビのときと投影のサイズが変わりませんでした。

己れの浅はかさに、ただいま深く落ちこんでおります。顛末をお知りになりたい方はぜひご来店ください。虚しい努力の結果をご覧になれます。大いに笑ってやってくださいまし。


前回の答えは、皆さんご存じの「カクテル」とジム・ビームでした。結局、真面目に答えてくださったのはどなたでしたっけ。

この映画の功罪はともに大きいです。

バーテンダーを目指す若者が増えて、たしかに裾野は拡がったと思います。でも、映画のような華やかさに憧れただけの連中が大半だったのではないでしょうか。
いまならさしずめ自称ホストかな。

教養のない生意気なだけの若造が腰掛けのつもりでバーで働いてみたら、またたくまにスターのような成功をおさめるなんて、ちょっとばかりバーテンダーという仕事を甘くみてはいませんか、と嫌みのひとつも呟きたくなります。

だからといって嫌いな映画かと問われれば、そうでもないんですよね。だってジーナ・ガーションが出ているんだもん。あのくちびる堪りません。罵られてみたいです。  

2008年02月07日

ウイスキーとミステリーと映画

今夜のお客さまは、9時までに帰宅しないとお仕置きが待っていると、何者かに怯えつつウイスキー・ソーダを飲んでおられた方と、現役女子高生からオーナーズカスクをサーブしてもらったと、満面の笑みを浮かべながら同じくウイスキー・ソーダをお飲みになられた方がいらっしゃいました。

人生はゼロサム・ゲームではないようです。


前回の答えは、「酒とバラの日々」とバランタインでした。

あっきーさん、おめでとうございます。そして、有難うございます。あっきーさんのコメントがなければ、卯年の生まれだけに寂しくて死んでいました。

素敵なタイトルですが、アルコールホリックの生活から抜け出そうと妻の実家でバラの栽培を始めるものの、耐え切れずに酒瓶を埋めたバラ園をみずから荒らしてしまう、観ていて気分の沈むエピソードを暗示しています。

喜劇でも悲劇でも、ジャック・レモンは相変わらずジャック・レモンだけれど、相方のリー・レミックが素晴らしいですね。魅力的な女性が次第に悲壮感を漂わせていく様子を見事に演じています。


今回もサービス問題です。

この映画に刺激されてバーテンダーを目指した若者は、世代を超えて多いと思います。

主演はどなたもご存じのベビーフェイスのビッグスターです。

彼が胸元に抱えているボトルも判り易いかな。バーボンでもっとも売れている銘柄です。  

2008年02月05日

ウイスキーとミステリーと映画

とりあえずジョニーとミッキーの駆除に成功したようで、いつにもまして静かなBBCです。でも、ちょっとだけ寂しいです。


前回の答えは、「パール・ハーバー」とジャック・ダニエルでした。PINOKOさんを始め、たくさんの方が正解なさいました。おめでとうございます。

しばらくは有名な映画からの出題が続くと思います。打率を上げるチャンスですよ。


「野生の王国」とジョニーといえば、劇中で「ゴキブリ王国」みたいな台詞があった映画を思い出しました。

ブレイク・エドワーズの「ティファニーで朝食を」と並ぶ代表作です。

夫婦揃ってアルコールホリックの深みに堕ちていく、洒落たタイトルとは裏腹に呑んだくれにはかなり辛い物語です。

ウイスキーはブレンディッド・スコッチの王様でしょうか。ですね。  

2008年02月04日

ウイスキーとミステリーと映画

静かな夜に微かに聴こえる「カサカサ」と「チューチュー」

大きな声では明かせませんが、「野生の王国」になりつつあるバーの店主です。
「野生の王国」というと、なぜかルソーの「ライオンの食事」とヘミングウェイの「老人と海」を連想します。って、そんな呑気に構えている状態はとうに通り越しました。早くなんとかせねば。


前回の答えは、「テイラー・オブ・パナマ」とザ・グレンリヴェットでした。

か さん、モルト大好きさんお見事です。

どんな映画に出てもジェームズ・ボンドにしか見えないピアース・ブロスナンはさておき、ジェフリー・ラッシュの変幻ぶりが見事です。


今回の問題は、映画もウイスキーもしごく易しいと思います。いままでで一番簡単かもしれません。

太平洋に暗雲が漂いつつある1941年春、二人の若い空軍パイロットがハワイに配属される。
幼いころからの無二の親友の彼らは、ともに大空への憧れを実現させたのだった。そして、美しい看護士との出会い。しかし、歴史のうねりは三人の人生を弄んでゆく。

この映画は好きになれません。気にいらない。

たしかにゼロ戦の編隊シーンなどは迫力があります。しかし、「タイタニック」をもう一度という、映画会社とプロデューサーの魂胆が見え透いているんですよね。戦争というシチュエーションは、恋愛劇をよりドラマチックにするための背景でしかない。
娯楽作としてはどうかというと、これも冗長で駄目です。
アメリカの観客がやられっ放しでは納得しないだろうから、ドゥーリトル爆撃隊のエピソードを加える必要があったのでしょうが。

ヒロインもミナミのラウンジのチーママみたいで魅力ないし。

さて、ウイスキーについてですが、オープニングの回想シーンで主人公たちがテネシー州の出身なのが判ります。
テネシー・ウイスキーといえばもちろんあの銘柄ですよね。