2008年03月11日
ウイスキーとミステリーと映画
春眠暁を覚えずと申しますが、今日も筋肉痛で寝たきりのバーテンダーです。前回の問題の答えは、「ミツバチのささやき」でした。
ホ会長はとりあえず正解にしましょう。偉いかどうかはさておき、なにせホ会長ですから。
とにかく、天使のようなアナ・トレントの存在だけで名作に昇華したといえる映画です。彼女は劇中でまったく演技していません。その自然な所作の素晴らしさが「ミツバチのささやき」のすべてです。
同じような作品に「ポネット」があります。ただ、フランス映画だけにやや作為的なきらいが感じられますね。
さて、今回はうって変わって派手なアクション映画が問題です。
優しい夫と素直な娘に恵まれ田舎町で穏やかに暮らすサマンサ・ケインには、いまの生活の記憶しかありません。
8年まえ、頭部に大怪我を負い意識を失った状態で発見されたのでした。
サマンサは過去を求めて私立探偵を雇ったりもしていますが、交通事故をきっかけに彼女のなかでなにかが目覚めます。
彼女に恨みを抱く凶悪な男に襲われたサマンサは、私立探偵とともに自分が何者なのかを探す旅に出ます。
しかし、二人のまえに巨大な組織が立ち塞がるのでした。
息つく暇を与えない、まさしくジェットコースター・ムービーです。
監督はアクション映画の名手、レニー・ハーリンで主演はジーナ・デービス。彼女の体当たりの熱演に拍手を送りたいですね。それから、胡散臭いけれど性根は悪くない探偵役のサミュエル・L・ジャクソンもさすがです。
2008年03月10日
ウイスキーとミステリーと映画
朝から久しぶりに運動をして、ただいま寝たきりのバーテンダーです。前回の答えは、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」でした。
ラッセ・ハルストレムの監督作は、これからもご紹介することになるでしょう。
相変わらずモルト大好きさんには感心するばかりです。でも、今回の問題はかなり難しいですよ。
1940年頃、スペイン中部の小さな村に、移動巡回映写のトラックがやって来る。スクリーンに映し出された怪奇映画「フランケンシュタイン」を村人と食い入るように見つめる幼い少女アナと姉イサベル。映画のフランケンシュタインに興味を持ったアナは姉から「フランケンシュタインは森の精霊で、村外れに隠れている」と聞かされる。そんな時、アナは荒涼とした草原に寂しく佇む一軒の廃屋で傷を負った一人の兵士に出会う…
DVDジャケット解説より
解説では物語性があるように思えますが、全編100分のうち兵士が登場するのは残り30分を過ぎてから、しかも僅か5分ほどのエピソードで、それ以外は少女の日常を淡々と描いているだけです。台詞も音楽もほとんど聞きとれません。
ただ、この映画の魅力はそこなんですよね。
写真のごとくスペインのカスティーリャ地方のぼう漠とした光景と、アナを演じているアナ・トレントの可憐な姿をぼんやりと眺めているだけで十分です。
ジェットコースターみたいな刺激のみが映画の楽しみではないと、観るたびに感じさせられる名作ですね。
2008年03月09日
ウイスキーとミステリーと映画
春の息吹を感じるにつれ、悩みも増しつつあるお年頃のバーテンダーです。バキャッ!前回の答えは、「翼よ!あれが巴里の灯だ」でした。
皆さんタイトルはご存じだったようですね。面白い映画ですから機会があったらご覧ください。
宮崎アニメの「紅の豚」が、「翼よ!あれが巴里の灯だ」と「紅の翼」へのオマージュだと気づかれると思います。
とにかく、観ているうちにいまはロマンがすっかり失われてしまった時代なんだと痛感しました。近ごろ心踊るようなニュースも少ないですし。
さて、今回の問題です。
「よく考えてみれば僕は運がよかった。
…あるいは宇宙を飛んだあのライカ犬。
スプートニクに積まれて宇宙へ。
心臓と脳には反応を調べるためのワイヤー。
さぞ、いやだったろう。
食べ物がなくなるまで地球を5ヶ月回って餓死した。
僕はそれよりマシだ」
主人公の少年の独白から始まるこの映画の監督は、ぼくの大好きなラッセ・ハルストレムです。
50年代のスウェーデン、落ち着きがなく病気がちの母親の負担になっていたイングマルは、ひと夏のあいだ叔父のもとへ預けられます。
そこでイングマルは様ざまな人たちと出会い、様ざまな経験を積むのでした。
いい映画です。
2008年03月07日
ウイスキーとミステリーと映画
いつものプチ家出で2ちゃんねらーになっていた管理人です。バキャッ!意味の分からない言葉をたくさん覚えました。バキャッ!
あっきーさん、ご心配をおかけしてすみませんでした。償いはこれで… ムチュー(-ε- )…バキャッ!( ゚д゚)~ブッ
前回の答えは「エレクトリック・ドリーム」でした。
モルト大好きさん、おめでとうございます。
モルト大好きさんにも久しぶりに…ムチュー(-ε- )…バキャッ!( ゚д゚)~ブッ
ヴァージン・レコードが初めて映画製作に乗り出した作品で、カルチャー・クラブやヒューマン・リーグ、「電車男」のテーマソングでリバイバルしたELOのフロントマン、ジェフ・リンなど、傘下の人気アーティストが楽曲を提供しています。さすがにアレンジは古いものの、いいナンバーが揃っています。
同じように音楽と映画がコラボレートした作品に「プリティ・イン・ピンク」があります。青春がシンクロしているので、こちらへの思い入れも強いですね。
さて、今回の問題です。
1927年5月20日、ニューヨークのホテルで、一人の若者が一睡もできないまま朝を迎えようとしていました。
彼は数時間ののち、誰も成し遂げていない偉業に挑もうとしていたのです。
それは大西洋単独横断飛行でした。
緊張と興奮で寝つけない若者の脳裏を、郵便飛行のパイロット時代など、さまざまな思い出がよぎります。
物語は主人公の過去のエピソードをフラッシュバックさせながら進んでいきます。この手法がとても効果的で、作品にめりはりを与えています。
監督はビリー・ワイルダーで主演はジェームス・スチュアート。
いずれの作品のなかでもお気に入りの一本です。






