ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2007年08月10日

ウイスキーとミステリーと映画

 小説と映画の魅力のひとつに、訪れる機会のないであろう土地や、踏みいることを許されない社会を垣間見られる、というものがあります。



 デヴィッド・ハンドラーのスチュアート・ホーグ・シリーズは、処女作で一世を風靡したものの、いまはゴースト・ライターで食いつないでる作家が主人公の探偵小説で、「フィッツジェラルドをめざした男」でエドガー賞とアメリカン・ミステリー賞を受賞しています。
 どの作品もすぐに犯人の目星がついてしまうので、ミステリーとしての出来はそれほどでもないのですが、ショービズやマスコミなどのスノッブなセレブリティたちが軽妙なタッチで描かれ、そんな煌びやかな生活にとんと縁のない管理人には、謎解きのカタルシスよりも背景の描写のほうが興味深く、つぎはどんな業界が舞台になるのかと新作が楽しみでした。

 今年に入ってから僕は、シングル・モルトのスコッチをやっている。バーテンがいろいろ相談にのってくれて、結局年代もののグレンモーレンジを持ってきてくれることになった。

「真夜中のミュージシャン」はシリーズの3作目(邦訳されたのは2番目)で、伝説のロック・スターに伝記の執筆を頼まれて英国に渡ったホーギーが、やはり事件に巻きこまれてしまいます。
 それまではアメリカ人らしくジャック・ダニエルが好みだったホーギーは、この作品でシングルモルトに目覚めます。そのきっかけになったウイスキーがグレンモーレンジでした。

 このグレンモーレンジは、今まで飲んだどのスコッチと比べてみても、悪くはない。ひょっとしたらグレンリヴェットよりいけるぐらいだ。

 ホーギーのファッションのセンスはよく分からないけれど、ウイスキーについては同感です。


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この記事へのコメント
あ、これ、知ってると・・・と思ったら、私が知ってるのは「真夜中のピアニスト」でした、しかも映画だし(^^;

ミステリーは昔はよく読んでましたが、最近はさっぱり・・・。
お酒も詳しくないので気のきいたコメントは書けませんが、勉強になります、これからもちょこちょこ読ませて頂きますね。

たまに、見当違いなコメント書くかもですがあしからずm(_ _)m
Posted by ルパン at 2007年08月10日 13:17
>ルパンさん

 いらっしゃいませ。見当違いでもなんでもご訪問は嬉しいですよ(^^)

「真夜中のピアニスト」は未見でした。フランス映画は最近ほとんど観ていません。ここ数年で

「クレールの刺繍」
「みんな誰かの愛しい人」
「フレンチのしあわせのみつけ方」
「戦場のアリア」
「皇帝ペンギン」
「ある子供」

ぐらい。
 でも、「皇帝ペンギン」の途中で意識をなくした以外は、みなそれぞれに面白かったですね。お店でもルコントの特集をしようと思っています。

 ミステリーは、おやぢも憑かれたように熱中するときがあればまったく関心が向かないときもあって、笑ってしまうほどミステリー・マガジンのバックナンバーにばらつきがあります。

 ルパンさんがウイスキーにお詳しければと本当に思います。
年間に400回も映画館に通われていらっしゃる方ですから、あんな映画にこんな銘柄が登場していたよ、と教えていただけるのに。じつに惜しい。
Posted by 管理人 at 2007年08月10日 18:34