2007年08月17日
ウイスキーとミステリーと映画
おれは半パイントのビールを飲み終えるとスコッチに切り換えた。バーテンに尋ねると、かれがそれをすすめたのだ。おれの隣りにいた男もこちらに向いていった。
「タリスカーはそう悪くないですぜ」
「ゴールデン・キール」や「高い砦」「ハリケーン」など、多くの名作を生み出した英国の冒険小説の大家、デズモンド・バグリイが1977年に発表した「敵」のなかで、主人公がノーザン・ハイランドの港町、ウラプールの近郊にある漁村のパブに立ち寄ったさいに、バーテンダーに勧められてタリスカーを飲んでいます。
タリスカーがミステリーに登場したのは、この「敵」が初めてではないでしょうか。
007映画のノヴェライズみたいな現実離れしたストーリーで、バグリイの作品のなかではあまり評価できませんが、タリスカー好きには注目の一作だと思います。
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